2005年度 内科学総論 本試            平成18年1月16日 実施 (1枚目)東原先生 @ 口腔内の以下の部位視診で、どのような所見の有無に注意すべきか簡潔に述べよ (1) 扁桃 (2) 舌   A 24歳女性、生理過多、動悸・息切れを主訴として来院した。身体所見でスプーンネイルをみる。血液検査の項目を列記せよ。 (2枚目)阿部先生 @ 英訳問題 (1) 喀痰(単数形、複数形の2つ) (2) 呼吸困難(3通り) A 呼吸困難について、正しいものを選べ (1) 肺・胸郭系に器質的異常がなくても生じる (2) 呼吸困難では、必ず低酸素血症が存在する (3) 肺動脈閉塞によっても生じる (4) 呼吸困難は客観的な症状である (5) 呼吸困難は呼吸中枢出力の増大によって生じることがある (6) 胸膜肥厚は呼吸困難の原因となる (7) 側弯症は呼吸困難の原因となる B 85歳、女性。階段はゆっくりしか昇れないが、同年齢の健康な人と同じ速度で昇ることができる。平地なら自分のペースで2km程度歩ける。会話や着替えでは息切れしない。 Fletcher-Hugh-Jonesの何度に分類されるか?根拠とともに記載せよ。 (3枚目)西元寺先生   悪心・嘔吐をきたす疾患と病態を、分類して列挙せよ (4枚目)黒川先生 @ 心臓の聴診について記載しなさい (聴診法、部位、Levine分類、雑音の放散などの項目について) A 心音の構成成分図を図示し、それぞれの意味を記載しなさい B 僧房弁狭窄症の聴診所見について記載しなさい (5枚目)藤田先生   肥満症の定義を述べよ。また合併しやすい疾患を列挙し、病態を説明せよ。 (6枚目)砂川先生   発熱の意義、感染防御に関する作用を述べよ (7枚目)濱田先生   意識障害をきたす疾患を10個以上列挙し、鑑別に必要な検査をそれぞれ付記しなさい 以 上