成長・発達系U 本試験 07年10月29日実施 問題枚数12枚 1枚目  @(石井)病歴の取り方で大切だと思われることについて述べよ。 2枚目  A(石井)川崎病について、急性期の治療について述べよ。 また、冠動脈瘤があるときの治療についても述べよ。 B(石井)小児の心不全の特徴を述べよ。 3枚目  C(石井)動脈管依存性の先天性心疾患を4つあげよ。 D(石井)小児の心音の構成について述べよ。 4枚目(中館) 小児の貧血について、その原因と代表的疾患について述べよ。 5枚目(中村) 小児のネフローゼ症候群について、尿中にタンパクが漏れる機序について、 授業で触れたことについて述べよ。 6枚目(岩崎) 脳性麻痺の病型分類と治療について述べよ。 7枚目(坂東) 相模原市在住の14歳女児A。2日目より、熱感、咽頭痛、筋肉痛、疲労感があった。 この2日、学校に行けず、習い事、塾も休んでいる。 それで、今日こどもクリニックに来院した。看護士による問診で、 母「熱があって、一昨日から学校に行けていません。」 看護士「わかりました、お母さん。Aさん、自分でしゃべることができますか」 A「咽がしみて、ものが咽をとおりません。頭が重い感じがして、気持ち悪い感じがします。」 一通りの問診を経て、看護士が「最近はやっているのよね。同じような症状の人をこの前もみたわ。」と言って、診察室へ案内した。 さて、この患児にたいして行う問診、検査で重要なものを5つ標記し、その理由も述べよ。 8枚目(野渡=のわたりと読む) RDSの @原因 A症状 B胸部Xp C治療について述べよ。 9枚目(上田) 3ヶ月男児。無呼吸を主訴に来院した。 頭部後屈―頤挙上法を施行し、気道を確保したところ、わずかながら自発呼吸がみられた。その呼吸は1分間に5.6回で不規則であった。全身にはチアノーゼがみられる。 あなたの手元に道具は全部そろっているものと仮定して、この患児にどのような処置、および検査を行うか順を追って述べよ。 10.11枚目(田久保) 3歳6ヶ月男児。 最近、身長の伸びが著しく、成長曲線を書いてみたところ+2.5SDであった。 昨日より頭痛があり、また今朝から傾眠傾向になったため来院した。 男児をみたところ、両側精巣容量が6mlで、外陰部にうぶ毛のような恥毛がみられ、また、体毛の増強もみられた。いま、Na129mEq/l K3.5mEq/l、ECF浸透圧259mOsm/kg H2O・・・ 下記のような成長曲線がえられた。 (1) レントゲンによる手根骨の数はどうなっているか。どのような所見がえられるか。 (2) この男児の外性器は異常か。明確な判断基準、 診断基準。 (3) この男児が急激に高身長をきたした病態として 考えられるもの (4) 頭痛、傾眠、Na、K、浸透圧から考えられる病態を 述べよ。また、輸液を行うときの注意点を述べよ。 12枚目(小林) 小児の栄養アセスメントについて、検査評価項目を列挙せよ。