2007年 神経系U本試験 7月25日実施  Ver2.0 1枚目(濱田) @JCSU−30とはどういう状態か。 At-PAが脳卒中の発症から投与まで三時間以内である理由を答えよ。 B片頭痛の急性期、慢性期の治療薬をエビデンスがあるものを四つ以上挙げよ。 C脳出血の好発部位を5つ答えよ。 Dてんかん発作を急いで止めなければいけない理由は何か。 2枚目(飯塚) @比較的流暢に言葉を話すことができ、復唱も保たれているが言語の聴理解が障害されている。このような失語をなんというか。 A右目の直接対光反射が保たれていたが、間接対光反射は消失していた。左目の直接対光反射は消失していたが、間接対光反射は迅速であった。障害部位はどこか? B複視主訴で来院。右注視で水平性複視が増強し、上下複視はない。  右注視時に左眼をおおうと患者の右側に見えていた像が消え、右注視時に右眼をおおうと患者の左側に見えていた像が消える。障害を受けている外眼筋はどれか? C複視主訴。頭を右に傾けると症状が改善する。頭を左に傾けると症状が悪化する。障害を受けている外眼筋はどれか? DOcular bobbingが見られるときの原因病巣はどこか? E瞳孔が3mmで、左右の大きさは等しい。輻輳も保たれているが、水平性方向性注視麻痺がみられるとき、その病変部はどこか? F左MLFが障害されるとき、生じる症状はなにか? Gアルツハイマー病の治療薬を一つあげよ。 Hクロイツフェルト・ヤコブ病の初期で認められるMRI所見は?(結構、スペース大きかったよ) I意識障害を起こす部分発作は? 3枚目(梁) 1.突発性パーキソニスムをきたすものを列記せよ。 2.二次性(続発性、症候性)パーキソニスムをきたすものを列記せよ。 3.パーキンソン−プラス症候群を列記せよ。 4枚目(阿久津) 1.次の(    )にあてはまる言葉を答えよ。 @細胞数780/3,P:M=1:99 糖51mg/dl (血糖94mg/dl) 蛋白・・・ 考えられるのは(    )性髄膜炎である。 A脳梗塞は( )時間くらいたつとMRIで現れてくる。 BCTで脳出血は( )吸収となる。 C帯状疱疹によって、末梢顔面神経麻痺があるものを(          )症候群という。 D手根管症候群で障害される神経は(       )である。 E靴下状の感覚障害をきたすものは(       )神経炎である。 F脳の髄鞘を形成する細胞は(       )である。 2.多発性硬化症の治療を答えよ。 5枚目(荻野) 1. @一次運動ニューロンの障害徴候には(        )(        )(        )があり、二次ニューロンの障害徴候の障害には(        )  (        )(        )がある。二次運動ニューロンが障害される疾患には(        )(        )があり、  両方の運動ニューロンが障害される疾患には(               )がある。 A筋ジストロフィーで一番多いのは(          )で、(        )遺伝子の異常が絡んでいる。  重症型といわれるのが(       )で両性型といわれるのが(      )である。 2.重症筋無力症について、概念、症状、診断、治療について述べよ。 6枚目(山田) 1.くも膜下出血について知ることを述べよ。 2.小脳橋角部にできる腫瘍について述べよ。 7枚目(滝山)穴埋め 1.受動運動時、屈筋、伸筋いずれかで抵抗を感じることを(@)といい、運動の始めは抵抗が大きいが、あるところまで急に抵抗が減ずるものを(A)という。 一方で受動運動時、屈筋、伸筋いずれも緊張が亢進している状態で運動が行われている間抵抗があるものを(B)という。たとえば、(C)や鉛管を曲げる感じになる(D)がある。 イ)折りたたみナイフ現象 ロ)鉛管様強剛 ハ)パーキンソン病 ニ)痙縮 ホ)硬直 2.脊髄後索、側索の脱髄変性で生じるのは(@)で、末梢神経障害を合併していることが多い。また、腰・仙髄の後根、後索変性で生じるのが(A)である。 Aでは電撃痛という主として下肢におこる激しい痛みがともなうことがある。脊髄内の半側障害により出現し、病変の存在する脊髄レベルでレベルに一致した 全感覚消失、運動障害が、障害側で障害より下のレベルで深部感覚障害、錐体路徴候、障害反対側で障害より下のレベルで表在感覚障害がでるものを(B)とよぶ。 また特徴的なものとして、両側宙吊り型の温痛覚障害がでるものに(C)があり、脊髄前3分の2を栄養する血管の障害によって生じ、 障害された前角細胞の支配筋に下位運動ニューロン障害が出現するものを(D)とよぶ。 イ)前脊髄動脈症候群 ロ)ブラウン・セカール症候群 ハ)亜急性連合性脊髄症 ニ)脊髄空洞症 ホ)脊髄癆