2006年度 消化器系T 07年1月29日実施  1枚目(市川) [1]選択問題(各3点) (1) ガストリンについて、正しいものは? @ 27コのアミノ酸でできている A 胃運動抑制作用 B 膵酵素分泌抑制作用 C 下部食道括約筋弛緩作用 D 胃酸分泌促進作用  (2)セクレチンについて、誤りは? @ 胆汁分泌促進作用 A 胃酸分泌促進作用 B はじめて発見されたホルモンである。 C 胃運動抑制 D 構造上、グルカゴンと似ている。     [2]胃はなぜ自己消化されないか。(7点) [3]ストレスによる胃粘膜障害発生機序についてわかりやすく述べよ。(7点)     2枚目(篠原)次の文章に当てはまるものを下の選択肢から選べ。 [1]B細胞からIgAへのクラススイッチをするリンフォカイン [2]2量体を形成する抗体で腸管免疫をつかさどる。 [3]MALTの代表で、立方上皮で被われたリンパ組織でドームを形成し、その下部にできるリンパ組織。 [4]ドームを覆う立方上皮に混じって下部のリンパ組織に向かって細い突起を出した特殊な上皮細胞で、腸管内物質を取り込んで抗原提示する。 [5]M細胞が腸管内物質を取り込んだとき抗原提示をする細胞。 選択肢 (1)IgA  (2)TNFα (3)TGFβ (4)誘導部位 (5)M細胞     (6)樹状細胞 (7)Peyer板 (8)実行部位・・・・・  などなど      選択肢は十二個ありました。ホントは一つ一つの文章はもっと長いです。  ただ、そのポイントとなるところを抜粋して、復元しました。  文章中に随分答えがありました。落ち着いて解けば問題ないと思います。   3枚目(吉田) [1]胃腺癌は大きく分けるとdiffuse typeとintestinal typeがある。それぞれについて(a)発生母地(b)好発年齢、発癌因子、転移様式(c)組織型について文章で説明せよ。(10点) [2]胃癌の早期癌と進行癌の定義について説明し、さらにその肉眼的分類について図と文章で説明せよ。(10点) 4枚目(三枝) [1]急性ウィルス肝炎で見られる特徴的な組織像を二つ答えよ。 [2]慢性ウィルス肝炎の定義を簡単に説明せよ。 [3]肝硬変の病理学的形態学的定義を3つ挙げよ。 [4]悪性肝腫瘍でもっとも頻度が高いものを挙げよ。 [5]体質性黄疸で間接ビリルビンが上昇するものを二つ挙げよ。 [6]自己免疫性肝疾患を二つ挙げよ。 [7]特発性肝硬変の基礎疾患を二つ挙げよ。 [8]ウィルソン病で銅が沈着しやすい臓器を2つ挙げよ。 [9]劇症肝炎にみられる特徴的な肉眼所見を二つ挙げよ。 [10]アルコール性肝障害を4つ挙げよ。 5枚目(日高) 門脈圧亢進症の合併症を4つあげ、その発症メカニズムと治療についてそれぞれ説明せよ。