2000年度消化系 1.胃酸の分泌様式を書け。(分泌刺激、受容体、セカンドメッセンジャーなどに関して簡潔に書くこと。) (河原) 2.胃体部と十二指腸を組織学的に比較せよ。(腺を構成する細胞や神経叢など) (酒井) 3. (1)タンパク質の消化吸収について書け。   (2)胆汁酸の役割を書け。 (小島) 4. (1) ( )をうめよ。 (三富) ・小腸は(   )と(   )からなる。 ・右半結腸は(   )動脈に栄養される。 ・真性憩室と異なり、大腸憩室には(   )がない。 ・虚血性大腸炎による(   )壊死により、穿孔が生ずる事がある。 ・腸結核により肉眼的に(   )潰瘍が形成される。 ・クローン病では全層性に(   )性肉芽種が形成され潰瘍性大腸炎では(   )まで傷害される。 ・ポリポーシスには腫瘍性、過形成性、(   )性及び(   )性のものに分類される。その他ものに低蛋白血漿を伴う(   )症候群がある。   (2) 潰瘍性大腸炎の肉眼所見を簡単に書け。 5.○×20問題(思い出せるだけ) (三枝) ・単個壊死、巣状壊死巣は急性肝炎に特徴的な所見である。 ・劇症肝炎の肉眼所見には黄色肝肥大と赤色肝肥大がある。 ・3ヶ月以上持続する肝炎を慢性肝炎とする。 ・慢性活動性肝炎とはP-P bridging fibrosisのみられる肝炎である。 ・肝硬変では右葉を中心とした結節が形成される。 ・鬱血性肝硬変、胆汁性肝硬変、ウィルソン病、アルコール性肝硬変は特殊型肝硬変である。 ・アルコール性肝硬変の病理所見として複小葉性の結節が観察される。 ・肝硬変の合併症として、門脈圧亢進症や胆管細胞癌がある。 ・原発性胆汁性肝硬変では主に好中球が浸潤する。 ・自己免疫性肝硬変の病理所見は急性活動性肝硬変に類似する。 ・ウィルソン病は血清セルロプラスミンの欠損を原因とする先天性鉄代謝異常である。 ・先天性総胆管拡張症からは扁平上皮癌が発生しやすい。 ・肝細胞癌は肝腫瘍のうちで最も多い。 ・慢性胆嚢炎では周囲の脂肪組織の壊死がみられる。 ・膵外分泌腺の腫瘍では膵管に由来するものが多い。 ・浸潤性膵管癌の病理所見として、神経浸潤、線維造生などが挙げられる。 ・糖尿病の病理所見として膵島の硝子様変性たアミロイド沈着が挙げられる。